井氷鹿

いひか

井氷鹿

井氷鹿の別名

  • 井光
  • 水光姫命(みひかひめのみこと)

井氷鹿の御神徳

井氷鹿の伝承地

  • 奈良県吉野郡

井氷鹿の継続

  • 天白雲別命/父(長尾神社由緒より)
  • 古事記・日本書紀では継続は特になし

井氷鹿の鎮座

  • 井光神社(吉野郡川上村井光34)
  • 長尾神社(奈良県葛城市長尾471)

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井氷鹿の解説

いひか

井氷鹿 井氷鹿

井氷鹿(いひか)は、神武天皇が吉野で出会った土着の神です。現在も「奈良県吉野郡川上村井光」という地名が残っており「井氷鹿の井戸跡」などの伝承地も存在します。

神武天皇が吉野で出会った土着の神

神武天皇が、東征の際に、吉野で出会った神です。

新しい土地を求めて、和歌山県の熊野から本州に上陸した神武天皇は、
高天原の「高木の神(高御産巣日神)」のサポートを受けていました。

高木の神が遣わした八咫烏(やたがらす)の先導で、
井光川という美しい川に差し掛かった時のこと。

尾っぽが生えた人が泉より出てきました。
その泉は、神々しく輝いていました。

「おまえは誰だ」と問うと

「私は国つ神(土着の神)井氷鹿(いひか)という者です」と答えました。

ここでは、さが根津日子、井氷鹿、石押分之子、と三柱の土着神が登場します。

石押分之子は、違う土地からやってきた神武天皇を歓迎しており、
さが根津日子、井氷鹿も受け入れたようです。

ちなみに、
日本書紀では「井氷鹿そのもの自身が光っていた」
古事記では「井氷鹿の出現した井(川・泉・井戸など解釈は様々)が光っていた」
と、それぞれ少し違います。

「光る水」というのは、水銀のことを指しているという解釈や、
「尾っぽ」は「獣皮でできた尻当てをしている鉱夫や木こりの姿」という見方もあります。

吉野は当時、鉱物資源が豊富な土地で、多くの鉱山があり
金や銀はもちろん、硫化水銀も採取できていたそうです。

同じ吉野郡内や周辺地域には、丹生神社・丹生川上神社など
丹(=水銀)という字を使った名前が残っていることからも
水銀が採れる土地だったことが連想できます。

吉野に今も残る伝承

「井氷鹿」は奈良県吉野郡川上村井光の地名として残っており、
「井光(いかり)川」「井光(いかり)神社」「井氷鹿の井戸」といった伝承地があります。

井氷鹿が出現したとされる場所は、井光川から山の方に少し進んだところにある
「神武天皇御旧蹟井光蹟」と書かれた石碑のうしろの窪地で、
ここが「井氷鹿の井戸跡」です。

井光神社奥の院の伝承によると、
井氷鹿は天乃羽羽矢を井光神社に納め、
神武天皇の進軍の勝利を祈願したといわれています。

また、奈良県葛城市にある長尾神社のいわれでは、
「井氷鹿」= 長尾神社の御祭神・水光姫命 であり、
水光姫命は白蛇の姿をしていて、同じく御祭神の天白雲別命の娘だということです。

文章担当森田明子

参考資料

  • 古事記
  • 日本書紀

挿絵担当TENTOU

参考資料

  • 日本書紀

挿絵解説

特になし

井氷鹿に関連する神様

いひか

井氷鹿 井氷鹿